In 趣味 // 2024.10.11 // 山本 // Read More
先日、調布で行われた落語に行ってきました。
前振りが最近の時事ネタや、笑点メンバーの話などでお客様の気をひきつけておいて、す~っと落語の世界に引き込んでいく話術は素晴らしい技術だと思います。
聴き比べると素人でもわかる前座~真打~師匠の話術や声色の違いが面白いですね。
面白かったのは三味線と唄の桂こすみさん。
東京学芸大出身でウィーン音楽大学に国費留学もされているリュート弾きの逸材が三味線に持ち替えてのお囃子担当だったものから芸を披露する側になったそうです。
今回は「蝶々夫人」につかわれた「越後獅子」の紹介から、三味線の音色が歌舞伎や浄瑠璃等でこの曲だと隅田川を表すなど、場面展開に曲が使われている事などを紹介してもらえて大変勉強になりました。
そこから物悲しい雰囲気の隅田川という曲ををナイル川、ラプラタ川に変えたらどうなるかという設定での編曲・替え歌が非常に壮大になり、同じ三味線でもこう変わるものかと一番楽しめた内容でした。
こういう話を聞くと歌舞伎などにも行ってみたくなりますね。