先日、渡良瀬遊水地でのハーフマラソンに参加してきました。
渡良瀬遊水地は自然のアシ原が広がる、広大な遊水地で、絶滅危惧種に指定されている貴重な種も含めて、たくさんの鳥、植物、魚、虫が生息しており、2012年7月には湿地の保全に関する国際条約でもあるラムサール条約にも登録されているそうです。
渡良瀬遊水地についての詳しく知りたい方はこちらからどうぞ → 渡良瀬遊水地公式ホームページ http://watarase.or.jp/
ちょうど埼玉県と栃木県、群馬県の県境にあるようで、東京から途中までは順調に乗り継ぎがありますが、最寄駅までは30分に一本くらいのローカル電車で行く、ちょっとした小旅行感覚です。
そんな湿原にある谷中湖(渡良瀬貯水池)という人造の貯水池の周りを3周するハーフマラソンのコースでした。
快晴で気温がどんどん上昇する中、こちらのゴールを目指してスタートします。
スタート前の様子。
人気のあるマラソン大会は6,000人~10,000人以上の規模で人が集まるため、トイレの待ち時間が長くなったり、荷物預けにも時間がかかるなどしますし、後ろのほうだとスタートしてもスタートラインにたどり着くのに10~20分くらいかかったりもしますが、この大会は1,000人規模なのですぐにスタートできますし、トイレも混雑せず、コースも走りやすく、すごくゆったりとした大会でした。
場所も人里離れた場所で駅の周辺にもコンビニなどはありませんし、会場までも自動販売機が見当たらないというのどかな場所で、気分的にもゆったりとさせてくれます。
遊水地ではヨットなども練習できるようで、湖水を渡る風に乗ってヨットが帆をはって進んでいくのを眺めながら、優雅な気分で走れます。
まわりも大湿原なので見渡す限りマンションや高い建物なども見えず、ほんとうに大自然の中にいる感じです。走っていてもさわやかな風を感じる素敵なコースでした。
来年は双眼鏡なども持ってきて、野鳥の観察などもしたいと思います。