政府統計の交通事故統計を見ていたら、昭和45年(1970年)は交通事故によってお亡くなりになった方が16,765人と一番多い年だったそうです。
平成27年(2015年)は4,117人ですから45年前は現在の4倍の方が交通事故でお亡くなりになっているわけです。
昭和45年位のその当時の住んでいた地域の道路状況を思い出したのがこの写真です。
ここは新興住宅地でしたが、たんぼの真ん中に家がある様な感じで、夏はカエルの声の大合唱にカブトムシ、クワガタムシが光に集まって飛んできて、冬は雪が降るとどこが道だかわからなくなるようなのどかな感じでしたね~。
当時はバス通りと言えども写真のような感じで舗装はされておらず、バスで駅まで向かうのに雨上がりでぬかるんだ後は轍が出来、それが乾くとそこここの轍の跡などでバスはジャンプし、座っている私たちのお尻が浮くほどでした。
こんな道路ですから自転車や自動車でも走っていると轍にタイヤを取られたりします。
私も自転車に乗っていて轍に乗り上げ転んだところに丁度車が通りかかり、髪の毛をタイヤが踏んでいたというシーンを思い出しました。
ちょっと間違えば頭をひかれているところでした。
事故の原因は轍に自転車のハンドルをとられて転倒したことですが、昭和45年以降の事故の減少というのも舗装道路の増加や歩道の整備によって減少してきたものと思います。
車や自転車のブレーキ性能も上がってきましたが、過信することなく交通事故の死傷者が0になる日が来ればいいと思っています。