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鳶職の歴史

In ご紹介 // 2021.03.22 // //

ひょんなことから、府中市内で工務店をやっていらっしゃる方の
ご自宅を訪問させていただきました。

玄関を入ってすぐ、目に飛び込んできたのが、「纏(まとい)」

纏

江戸時代には火事が多く、火消しに当たったのがとび職の職人でした。
消防設備などが発達していないため、水で消火することが不可能で、
破壊消防と言われる方法がとられていたそうです。
この破壊消防とは、延焼方向の家屋を解体して燃え広がるのを防止する方法。
そこで、家屋構造を熟知したとび職人が行ったわけです。

元々、纏は戦国時代には戦場で侍大将の馬印でしたが、
町火消誕生後は、組の旗印となり、纏振りで団員たちの指揮が高められたとか。

なるほど、時代劇で火消しが纏を振っているのはそういうことだったのですね!

 

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